本記事では、IIJmioでモバイルルーターやポケットWiFiを使う手順を解説します。
IIJmioの格安のデータSIMを手持ちのモバイルルーターやタブレットに挿せば、格安かつ快適にデータ通信を楽しめます。
大手キャリアやUQモバイル・ワイモバイルなどでWiMAXを契約するよりも断然お得です。
IIJmioのモバイルルーター用SIMの選び方
IIJmioのSIMカードは3種類
IIJmioのSIMカードは全部で3種類あります。
- 音声通話機能付き
- SMS機能付き
- データ通信専用
音声通話SIMは、主にスマホに挿して使います。
モバイルルーターやポケットWiFiで使用するのは主に「3. データ通信専用」です。
ルーターに使う回線の選び方
ルーターにはどちらの回線タイプを選べばよいでしょうか。
タイプD対応機種が多い
まず、SIMフリーでもモバイルルーターによって使えない回線があります。
IIJmioではドコモ回線のタイプDとau回線のタイプAが選べますが、どちらかといえばドコモ回線に対応した機種のほうが多いです。
タイプDはほとんどのSIMフリールーターで使えます。
とはいえ、タイプAもほとんどの機種で使えるので、こちらもあまり気にする必要はないでしょう。
通信速度はほぼ同じ
私も毎月IIJmioの通信速度を計測していますが、速度はどちらもほとんど同じです。
最近はタイプDの方がわずかに速いですが、差はわずかです。
速度は地域・環境や端末によって変動するので、あまり気にする必要はありません。
使いたいルーターがドコモ回線・au回線に対応しているかをまずは確認しましょう。
どちらも選べる場合は、通信障害などに備えてスマホと異なる回線を選ぶのがおすすめです。
(例:スマホがドコモ回線ならルーターはau回線)
使用前にAPN設定が必要
SIMカード到着後、モバイルルーター・ポケットWiFi本体にSIMカードを挿入したらAPN設定が必要です。
APN設定とは、モバイルルーターをIIJmioの回線に接続するための設定です。
iPhoneやAndroidはどの端末でもAPN設定の手順や画面は同じですが、モバイルルーターのAPN設定は端末によって異なります。
各端末の取扱説明書や公式サイトを確認しましょう。
APN設定がよくわからないという方は、APNが自動で設定される機種を探しましょう。
最近はSIMを入れるだけで自動でAPN設定される機種も増えてきました。
eSIMもルーターで使える
IIJmioではeSIMも選べます。
ギガプランのeSIMなら月2GBが440円とかなり安いです。
<ギガプラン(eSIM)の料金>
容量 | eSIM (データ専用) |
---|---|
2GB | ¥440 |
5GB | ¥660 |
10GB | ¥1,100 |
15GB | ¥1,430 |
20GB | ¥1,650 |
また、データプランゼロなら1GBごとにデータ容量を追加でき、月165円で回線を維持できます。
ただし、1GBあたりの価格はギガプランの方が断然安いので、毎月データを使う方はギガプランのほうがおすすめです。
ただし、eSIMのルーターはまだほとんどありません。
今後増えてくると思いますが、よほどの理由がない限り通常のSIMを選びましょう。
▼データSIMを契約する▼
IIJmioで使えるSIMフリールーター
モバイルルーターは、IIJmio公式サイト以外でも市販されています。
おすすめは、楽天モバイルのSIMとセットなら実質0円で買えるRakuten WiFi Pocket 2Cです。
楽天モバイルだけでなく、ドコモ・au回線のバンドにも対応しているのでIIJmioでも使えます。
他にも「Aterm MR05LN」「Aterm MP02LN」や「HUAWEI E5785」が人気ですね。
Rakuten WiFi Pocket 2C
まずは楽天モバイルで販売中のRakuten WiFi Pocket 2C・2Bです。
楽天モバイルでかなり安く販売されたので、中古スマホ店などでも在庫が豊富で価格が安いです。
ドコモ・au回線にも対応しているのでIIJmioでも使えます。
厚さ15mmと軽いのが特徴で、IIJmioのドコモ・au回線でも使えます。
最大10時間の連続使用ができるバッテリーを搭載し、最大16台まで接続できるのもメリットです。
私も実際に購入してレビューしていますので参考にしてください。
詳細:Rakuten WiFi Pocket 2Cの実機レビュー
Rakuten WiFi Pocket 2Cは楽天市場や中古スマホ店(イオシス・じゃんぱらなど)で端末のみを安く購入できます。
楽天モバイルを契約していない方は、SIM契約とセットで購入すれば安く買えます。
▼価格・スペックを見る▼
Aterm MR05LN
「Aterm MR05LN」もAmazonや楽天市場で購入できます。
Aterm MR05LNはタイプAでもタイプDでも使えます。
高性能なので価格も高いですが、個人的にはおすすめのルーターです。
MR05LNはIIJmioのドコモ・au回線はもちろん、楽天モバイル・ソフトバンクのすべてのLTEバンドに対応しているのが特徴です。
もちろんSIMフリーなので、ほぼすべてのキャリアのSIMで使えます。
また、クレドール(専用の台)に挿して使えるのがメリットです。
私もクレドールに挿して使っていますが、充電しながら固定回線代わりにも使えて有線接続もでき、非常に便利です。
また、APN設定も非常に簡単でした。
Aterm MP02LN
続いてのおすすめはMP02LNです。
MP02LNは価格も安く、タイプA・タイプDのどちらでも使えます。
ソフトバンク回線では使えませんが、楽天モバイルにも対応しています。
ほぼ名刺と同じサイズ(およそ縦91×横50×厚さ12mm)で、重さは71gしかありません。
外出先に持ち歩く方におすすめですね。
またAPN設定が不要で、SIMを挿すだけで自動で接続できるのも安心です。
MP02LNは楽天市場やAmazonで安く購入できます。
HUAWEI E5785
HUAWEI E5785もAmazonや楽天市場で購入できます。
IIJmioでは以前HUAWEI E5785を販売していましたので、ドコモ・au回線のどちらでも使えます。
また、楽天モバイルやソフトバンクの回線にも対応しています。
価格も高くないので、端末のみを買う場合は候補に入れましょう。
個人的にもおすすめの機種です。
ただしmicro SIMなので、nanoSIMにしてしまった方はアダプターが必要です。
FS030W・FS040W
続いては富士ソフトのFS030W・FS040Wです。
FS030Wはやや古い機種ですが、ソフトバンク系の大容量SIM契約時に貸与されることが多く、今でも使っている人が多い機種です。
FS030W・FS040WはIIJmioのドコモ・au回線はもちろん、楽天モバイルやソフトバンク回線でも使えます。
最大連続使用時間は20時間と、これまで紹介した機種の中で最もバッテリーの持ちが良いです。
また、専用クレドールを使えば固定回線代わりにもできます。
ただし、FS030WはSIMサイズがマイクロなので注意が必要です。(FS040Wはnano)
もしnanoにしてしまった場合は、変換アダプターを使うなどの工夫が必要です。
FS030WとFS040WはAmazonや楽天市場で購入できます。
中古のルーターを購入
モバイルルーターはスマホ通販サイトなどでも販売されています。
特に「イオシス」やじゃんぱらでは中古や未使用品のモバイルルーターの在庫が豊富で価格も安いです。
SIMフリーだけでなくドコモやauのルーターも選べますので、ぜひチェックしてください。
▼状態の良いルーターが豊富▼
IIJmioのデータSIMの料金プラン
データSIMの初期費用
IIJmioの初期費用はタイプDとタイプAで異なります。
タイプD | タイプA | |
---|---|---|
初期費用 (パッケージ価格) |
¥3,300 | |
SIMカード発行 手数料 |
¥433 | ¥446 |
合計 | ¥3,733 | ¥3,746 |
ただし、キャンペーンで初期費用が1円や半額になることも多いので、必ず最新のキャンペーン情報をチェックしてください。
初期費用の割引キャンペーンが実施していない場合はエントリーパッケージを使いましょう。
パッケージの購入の手間はありますが、初期費用が大きく節約できます。
データSIMの月額料金
データ専用SIM・SMS機能付きSIMの月額料金は以下の通りです。
▼ギガプラン(データSIM)の料金表▼
容量 | SMS | データ 専用 |
eSIM (データ) |
---|---|---|---|
2GB | ¥820 | ¥740 | ¥440 |
5GB | ¥970 | ¥900 | ¥660 |
10GB | ¥1,470 | ¥1,400 | ¥1,100 |
15GB | ¥1,780 | ¥1,730 | ¥1,430 |
20GB | ¥1,980 | ¥1,950 | ¥1,650 |
▼データSIMを契約する▼
IIJmioのデータSIMの特徴・メリット
IIJmioは月額料金が安い
IIJmioの特徴はなんといってもその料金の安さです。
月2GBのデータが使えるデータ専用SIMカードが、なんと月748円から使えます。
タブレットやモバイルルーターに挿せば、格安で使えますね。
▼ギガプラン(データSIM)の料金表▼
容量 | SMS | データ 専用 |
eSIM (データ) |
---|---|---|---|
2GB | ¥820 | ¥740 | ¥440 |
5GB | ¥970 | ¥900 | ¥660 |
10GB | ¥1,470 | ¥1,400 | ¥1,100 |
15GB | ¥1,780 | ¥1,730 | ¥1,430 |
20GB | ¥1,980 | ¥1,950 | ¥1,650 |
既にお持ちのタブレット・モバイルルーターはIIJmioでSIMカードを発行すればすぐに使えます。
また、お持ちで無い方も、中古ショップなどでタブレット・モバイルルーターを購入すれば、格安で使うことができます。
データ通信速度は十分
格安SIMを契約する際に不安なのがデータ通信速度です。
私も毎月IIJmioの通信速度を計測していますが、タイプDもタイプAもMVNOの中では速いです。
お昼12~13時は遅くなりますが、それでも他社よりも速いですし遅くても1Mbps以上は出ていて最低限のことはできます。
13時になると回復するので、遅くなる時間は短いです。
たしかに、ドコモやau・ソフトバンクに比べると速度は劣ります。
しかし、そもそも普通の人は1Mbpsのデータ速度もあればデータ通信を快適に使用できるといわれています。
動画をガンガン見たりお昼もスマホを使う方は楽天モバイルがおすすめです。
楽天モバイルではモバイルルーターが実質0円どころか-4999円で買えますので、SIMとセットで買うのがおすすめです。
詳細:楽天モバイルでRakuten WiFi Pocket 2Cが実質0円以下
余ったデータを繰り越せる
IIJmioのデータSIMは、余ったデータ容量を翌月に繰り越せます。
例えば4GBのプランを契約している方が、今月2GBしか使わなかった場合、余った2GBを翌月に繰り越し、翌月は6GBまで使うことができます。
しかも、翌月は繰り越したデータから先に消費されるため、無駄なく使うことができるのです。
IIJmioの通信エリアは広い
IIJmioの通信エリアはかなり広いです。
そもそも、IIJmioはドコモの回線を利用するタイプD、auの回線を利用するタイプAの2種類の回線があります。
タイプDを契約した方はドコモのエリアで使えますし、タイプAを契約した方はauのエリアで使えます。
どちらも人口カバー率は99%を超えていますので、山間部など一部を除けばどこでも使えます。
最低利用期間/自動更新なし
IIJmioのデータSIMは解除手数料がかかる最低利用期間はありません。
もちろん契約の自動更新もないので、いつでも自由に解除することができます。
▼データSIMを契約する▼
モバイルルーター用SIM購入はIIJmio公式サイトで
以上、IIJmioでモバイルルーターを使う手順の紹介でした。
SIMカードをIIJmioにすることで格安でモバイルルーター・ポケットWiFiが使えます。
IIJmioの契約はIIJmio公式サイトがお得です。
契約前には必ずキャンペーン情報を確認してくださいね。